口腔癌検診の理論と実際

2015 2/23
東京都大田区蒲田歯科医師会 学術講演会
東邦大学医学部 口腔外科部長 関谷秀樹先生

癌とは、上皮由来の癌腫、骨や筋肉由来の肉腫、そして血液由来の白血病やリンパ腫の総称です。口腔癌で日本で毎年7000人の方が命を落としています。

がんの基礎知識1
・細胞の遺伝子が障害などにより異常をきたし発生する
・発がん要因 喫煙、放射線、紫外線、ウイルス、細菌、がん遺伝子など

がんの基礎知識2
・勝手に増殖する
・細胞老化しない
・自然に死なない
・血管を自分で作る

WHO前癌病変 正常な組織よりも癌を発生しやすい形態になる
WHO前癌状態 癌発生の危険性が増加した一般状態

進行した口腔癌では、手術により舌やあごの骨を切除する必要がありそのため顔が変形したり食事や会話が困難になり、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
早期発見、早期治療が重要です。