歯を抜いた後の注意点(抜歯後の注意点)

こんにちは。野原歯科医院院長の野原行雄です。

抜歯して帰宅したのちに出血してきたら、手足のケガのときに出血したら、血が固まりカサブタを作って、血が止まります。

ところが、お口の中は唾液で濡れていますので、お口の中で出血しても血が乾燥しないため、手足のケガのときのようなカサブタにはなりません。

抜歯したところからの出血は、血餅(けっぺい)という血液がどろっとした状態に固まる程度で、しっかりと硬く固まることはありません。

そのため、抜歯してから数日の間は、血液がダラダラと出てくることがあります。

抜歯したところから出血してきたら、どうすればいいのでしょうか。

今回は、抜歯したところから出血してきたときの対処法などについてご紹介します。

■出血してきたときの対処方法

帰宅した後、出血してきたときの対処法について御説明します。

ガーゼを噛んで血を止める

一番有効な血を止める手段が、出血しているところにガーゼを当てて、15〜30分程度噛み続ける方法です。

この方法は、圧迫止血法とよばれる方法で、簡単なだけでなく、止血効果も高いのが特徴です。

ガーゼを噛む20〜30分の間は、血が止まったかなとガーゼを外して見たりしてはダメです。

しっかりと噛み続けなければなりません。

もし、20〜30分噛んだ後も出血が続くようなら、もう15分噛んでください。

それでも血が止まりにくい場合は、主治医の歯科医師に相談してください。

歯科医院で診てもらう

抜歯後の出血が、問題ないレベルの出血なのか、止血処置を受けたほうがいいレベルの出血なのかを判断してもらうため、歯科医院を受診するのも一つの方法です。

■抜歯後の出血を予防するために注意しておきたいこと

抜歯後の出血を完全に予防することはできませんが、出血を予防するために注意しておくべきこ
とがあります。

歯ブラシや歯間ブラシを当てない

抜歯した後に生じる血餅は非常に剥がれやすく脆いものです。

抜歯当日なら、うがいをするだけでも剥がれてしまうことがあるほどです。

それほど弱いものなので食後の歯磨きの際に、歯ブラシや歯間ブラシが当たったりすると出血し始めます。

ですから、抜歯してから少なくとも数日間は、気をつけて歯磨きするようにしてください。

お風呂や運動

お風呂に長い間つかったり、運動したりすると、血液の流れが良くなりますので、出血のリスクが高まります。

抜歯した日は、お風呂はシャワー程度にとどめ、運動は中止しておうちで休むようにしてください。

反対側で噛む

抜歯した側の歯で硬いものなどを噛むと、抜歯後の血餅に当たって、出血してくる可能性があります。

抜歯したところに食べ物が当たると痛いですし、少なくとも抜歯してから1日程度は、食事は反対側で噛むようにした方がいいでしょう。

■抜歯後の出血に関係する疑問にお答えします。

血をサラサラにする薬を飲んでいるのですが、そのせいで血が止まりにくいのですか?

脳や心臓などの病気の治療で血液をサラサラにする薬を処方されている方がいらっしゃいますが、現在は抜歯の前に血液をサラサラにする薬を中止する必要はないとされています。

抜歯後の出血に、血液をサラサラにする薬が影響している可能性もないわけではないと思いますが、抜く前の歯の状態など一般的な抜歯後出血の原因の方が影響は大きいと考えられます。

血圧が高いのですが、血が止まりにくいのこと関係ありますか?

血圧が高い方は、抜歯した後、じわじわと出血が続くことがあります。

血圧が高い方は、抜歯を受ける前に内科で血圧のコントロールをしっかりと受けておいた方がいいでしょう。

歯周病でグラグラの歯を抜くと血が止まりにくいことがあるというのは本当ですか?

はい、歯周病でグラグラになっている歯の抜歯は簡単ですが、出血がおさまりにくいことがあります。

抜歯した歯からの出血が止まるためには、抜歯した後にできる穴の中から不良肉芽組織という出血の母体となりうる組織を取り除いて、抜歯した穴の骨の表面がきれいな状態にすることが大切です。

歯周病でグラグラしている歯の場合、不良肉芽組織がたいへん多く、完全に取り除くことが難しいため、出血が止まりにくいことがあるのです。

血を止めるために溶ける糸で縫ってもらうことはできますか?

抜歯後の出血を止める際に、縫合して止めることがあります。

一般に縫合に使う糸には、溶ける糸と溶けない糸があります。

溶ける糸で縫うと、抜糸が要らないので楽なように思われがちですが、早いものでも溶けてなくなるのに1ヶ月ほどかかります。

長い間糸を残した状態にしていると、その糸が細菌が繁殖する土壌になりかねないので、1週間前後で糸は抜かなければなりません。

たとえ溶ける糸で縫ったとしても、1週間前後では溶けてなくなることはないので、抜糸が必要となりますから、溶ける糸のメリットが全く活かせません。

そのために、溶けない糸で縫うのです。

■まとめ

今回は、抜歯した後の出血についてお話しさせていただきました。
抜歯後は数日はじわりじわりと出血が続くことがあります。

もし、出血してくるようなら

①きれいなガーゼを抜歯したところに当ててしっかり噛む

②20〜30分くらいは噛み続けなければならない

③それでも止まりにくいときは、歯科医師に相談する

このように対処することをおすすめします。

大田区鵜の木にある野原歯科医院

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