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赤ちゃんの歯ぐきにできた白の丸い物の正体!

赤ちゃんの歯ぐきにできた白の丸い物の正体!

こんにちは。野原歯科医院院長の野原行雄です。

本日は、生まれて間もない赤ちゃんの歯ぐきにできる上皮真珠についてお話しします。

生後まもない赤ちゃんの歯ぐきに白っぽい丸いものができてくることがあります。

一見すると歯が生えてきたように思われるかもしれませんが、触ってみても歯のような硬さはありません。

このようなとき、考えられるのが上皮真珠(じょうひしんじゅ)です。

上皮真珠とは一体なんなのでしょうか。

今回は、生まれて間もないうちに赤ちゃんのお口にできる上皮真珠についてお話しします。

上皮真珠とは

上皮真珠とは、一体どのようなものなのでしょうか。

上皮真珠の症状

歯ぐきの表面に光沢を伴う白色から乳白色のドーム状の出来物として現れます。

上皮真珠という名前の由来は、この真珠によく似た形態です。

そのサイズは1〜3mm程度と、とても小さいです。

個数は、2〜3個の時もあれば、もっと多いこともあります。

集まっていたり、分散していたりと様々です。

そのため、歯ぐきの表面が全体的にデコボコとすることもあります。

そして、その中身は液体ですから、おできのようなものと考えるとわかりやすいかもしれません。

”真珠”と銘打っていますが、中身が液体なので真珠のように硬いわけではなく、比較的軟らかいです。

もちろん、何かしらの異物が中に入っているということもありません。

見た目とは裏腹に自覚症状はなく、母乳が飲めなくなる、痛みにより不機嫌になるという症状もありません。

日常生活には影響を及ぼすことは一切ありません。

上皮真珠の原因

歯の元となる組織を歯胚(しはい)といいます。

歯胚にはさらに前の段階があり、それを歯堤(してい)とよんでいます。

歯堤は妊娠初期の頃から作られ始め、お腹の赤ちゃんのお口の中で帯のようんば盛り上がりを作ります。

歯堤という名前の由来は、この帯状の盛り上がりです。

歯堤は、歯胚の成長とともになくなっていくものですが、中には吸収されずに残ってしまうものあります。

上皮真珠の原因については、この歯堤が吸収されずに残ったことにあると考えられています。

上皮真珠の頻度

上皮真珠の発生頻度は、研究によって幅に違いがあり、数%というのもあれば、4割強や8割というの報告もあります。

男子女子の間には、差はありません。

なお、お腹の中にいるときの頻度は、100%と言われています。

年齢では、生後4〜5ヶ月までに多いです。

ただし、上顎や下顎の前歯のあたりや下顎の奥歯のあたりにできたものは比較的見つけやすいですが、上顎の奥歯や上顎の前歯の裏側などわかりにくいところにもできることもあります。

そのため、お子さんのお口に上皮真珠が発生したことに気がつかないうちに、自然に消えていっているケースも多いのではないかと考えられます。

上皮真珠の検査

上皮真珠は、診断するためになんらかの検査が必要とはされていません。

月齢や症状から上皮真珠と診断します。

上皮真珠の治療

上皮真珠自体は、通常は、そのままにしていても数週間から数ヶ月ほどで自然に取れてきます。

自然になくなるのを待つ前に、潰れて中身の液体が出てくることもありますが、やはり自然に治るため問題ありません。

したがって、上皮真珠は特に何かしらの治療をしなければならないということはありません。

もちろん、その後生えてくる乳歯に悪影響を及ぼす心配も不要です。

実はいろいろな呼び名がある上皮真珠

ここでは、上皮真珠と説明してきましたが、実は上皮真珠にはいろいろな呼び名があります。

歯堤に原因があることから歯堤嚢胞(していのうほう)と呼ぶこともあります。

嚢胞とは、液体をためたできもののことです。

歯堤に由来していることからこのようによばれたわけです。

その他、歯ぐきに生じていることから歯肉嚢胞ということもあります。

また、特に上顎の内側の中心付近にできたものはエプスタイン(Epstein)真珠といいます。

まとめ

今回は、生まれて間もない赤ちゃんのお口の中にできる上皮真珠についてお話ししました。

上皮真珠は、お口の粘膜に真珠のような盛り上がりができる病気です。

個数は2〜3個のこともあれば、もっとたくさんでいて、歯ぐきがデコボコになることもあります。

上皮真珠は、特になんらかの治療をする必要もなく、乳歯が生えてくるまでに自然になくなることが大半です。

痛みなどの自覚症状もありません。

したがって、生まれて間もない赤ちゃんのお口の中に真珠状の出来物ができていても心配はありません。

当院は、上皮真珠をはじめ、赤ちゃんのお口の病気も治療対象としています。

上皮真珠のような感じがするけれど、そうはいっても生まれたばかりの赤ちゃんに生じた変化ですから、不安に感じる方もおられることでしょう。

もし、気になる方、不安に感じる方は、当院でぜひご相談ください。

大田区鵜の木にある野原歯科医院

野原歯科医院は東京にある、多摩川線鵜の木駅より徒歩6分のところにございます。

提携駐車場は12台ございます。

野原歯科医院は、東京都大田区鵜の木周辺にお住いの方の歯の健康を第一に考えております。

東京都大田区鵜の木のかかりつけの歯医者として、お気軽にぜひ、ご相談ください。

この記事の執筆・監修

野原 行雄歯科医師/野原歯科医院 院長

1991年に大田区下丸子で野原歯科医院を開業。以来30年以上にわたり地域のかかりつけ歯科医として、一般歯科・予防歯科・訪問歯科まで幅広い診療を行う。院長プロフィールはこちら

公開日:2022.01.31/最終更新日:2026.07.18

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