PMTCで使う研磨剤

こんにちは。野原歯科医院院長の野原行雄です。

本日は、PMTCで使う研磨剤についてお話しします。

こんにちは

これをお読みいただいている皆様方は、毎日の歯磨きで歯磨き粉を使っていらっしゃると思います。

中には液体歯磨き剤を使っているよっていう方もいらっしゃるかもしれません。

歯科医院で行っているPMTCでは、私たち歯科医師や歯科衛生士がペーストとよぶ研磨剤を使って歯をきれいにしています。

本今回は、PMTCで使っている研磨剤についてお話しします。

PMTCの研磨剤の種類

現在、歯科関係の製品を作っているメーカーからさまざまなタイプのPMTC用研磨剤が発売されています。

大きく分けると、1ペーストタイプかそうでないかで分けられます。

便利な1ペーストタイプ

1ペーストタイプの研磨剤とは、粗研磨から仕上げ研磨までこれ一本でできるPMTC用研磨剤です。

粗研磨では粒子の大きさは大きく、仕上げ研磨では細かくなるのが普通です。

したがって、1種類で粗研磨から仕上げ研磨まで対応できるというと、普通はどうしてと思うものです。

その理由は、研磨剤の粒子にあります。

1ペーストタイプの研磨剤では、研磨時間の経過によって自然に小さくなっていく特殊な研磨剤を使っています。

1ペーストタイプの研磨剤を歯に塗ります。

そして、歯1本あたり15秒ほどの時間をかけて、歯を磨いていきます。

すると、研磨剤が自然に小さく小さくなっていきます。

仕上げ研磨レベルまで小さくなると、色合いが変わってきて知らせてくれます。

ここから仕上げに移ります。

新しい研磨剤を追加すると、粗研磨に戻ってしまうので、新しい研磨剤は追加しません。

そして、研磨を続け、仕上げ研磨が終わったら水で洗って乾燥させて仕上がりを確認します。

1本でプラークや着色汚れの除去から、仕上げまで行えるのが1ペーストタイプのメリットです。

使い分けで効果的な多ペーストタイプ

多ペーストタイプは、粗研磨や仕上げ研磨用としてそれぞれ専用の研磨剤がラインナップされている研磨剤です。

粗研磨と仕上げ研磨の2タイプもあれば、中間研磨を加えて3~4タイプラインナップされている研磨剤もあります。

粗研磨と仕上げ研磨の違いは、粒子の大きさです。

メーカーごとに違いがありますが、一例を挙げると粗研磨は120マイクロメートルくらい、中間研磨で20~80マイクロメートルほど、仕上げ研磨で2~5マイクロメートル程度なので、粒子のサイズにかなりの違いがあることがわかります。

粗研磨は、タバコのヤニのように強く歯にこびりついた着色汚れや、コーヒーやお茶などの日常的につきやすい着色汚れを取り除くために使われます。

中間研磨は、それほど強くついているわけでない着色汚れの除去や、歯石を取り除いた後のざらざらした歯の表面の研磨、古くなって少しざらざらとしてきたコンポジットレジンというプラスチック製の詰め物の研磨などに適しています。

仕上げ研磨は、歯の表面の艶出しに加え、乳歯やインプラントをきれいにするのに用いられます。

1ペーストタイプは便利なのですが、強くこびりついた着色汚れを取り除こうとすると、どうしても時間がかかってしまいます。

本使い分ける手間はかかりますが、多ペーストタイプの研磨剤は、使い分けることで柔軟に効率よく歯をきれいにすることができます。

PMTCの研磨剤の特性

PMTCの研磨剤に求められる性質は次のとおりです。

プラークの除去効果

プラークには、虫歯や歯周病の原因となる細菌たちが潜んでいます。

プラークを取り除くプラークコントロールは、虫歯や歯周病といったお口や歯のトラブルの予防の基本です。

そこでPMTCでは、プラークを取り除くだけでなく、プラークが付着する土壌(プラークリテンションファクター)も物理的に取り除きます。

PMTCの研磨剤には、プラークやプラークリテンションファクターを効率的に取り除く効果が求められます。

エナメル質を傷つけない

歯の表面はエナメル質という物質で覆われています。

エナメル質は骨より硬いのですが、傷ついたり欠けたりしないわけではありません。

PMTCでいくらプラークを効率的に取り除けたとしても、エナメル質を傷つけてしまうと、そこから虫歯になるリスクが生まれます。

PMTCの研磨剤には、歯のエナメル質を傷つけないという条件もあります。

被せ物や詰め物を傷つけない

現在の虫歯治療では、虫歯で失われた部分をコンポジットレジンというプラスチック材料や金属材料、セラミック材料などで作られた詰め物や被せ物で補う治療が行われています。

PMTCで使う研磨剤には、これらの人工材料を傷つけないことも求められます。

本このために、粒子サイズの大きな粗研磨用の研磨剤であっても、粒子に尖りがなく丸みを帯びているように作られています。

まとめ

今回は、PMTCで使う研磨剤(ペースト剤)についてお話ししました。

PMTCの目的は、

①歯の表面についたプラークを取り除くこと

②新しいプラークが歯につきにくくすること

です。

この目的を達するために、PMTCの研磨剤には

①プラークを効率的に取り除ける

②プラークがつく土壌であるプラークリテンションファクターも取り除ける

③エナメル質を傷つけない

④詰め物や被せ物も傷つけない

ことが求められます。

当院では、数あるPMTC用研磨剤の中から、ご紹介した条件にあるものを選んでPMTCに取り組んでいます。

効果的なPMTCは虫歯や歯周病予防の第一歩です。

本当院でぜひPMTCを受けてみませんか?

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