こんにちは。野原歯科医院院長の野原行雄です。
本日は、くさび状欠損へのグラディアダイレクト治療についてお話しします。
歯の歯茎の付近に窪みが生じる病気があります。
それはくさび状欠損という歯の病気です。
くさび状欠損をよりきれいに治療しようとするなら、グラディアダイレクトがおすすめです。
このブログでは、くさび状欠損を生じた歯の治療でのグラディアダイレクトの持つポテンシャルをご紹介致します。
グラディアダイレクトを行える歯科医院は少ないため、ぜひこのブログの情報を参考にしてください。
このブログに知りたい情報がなかった、グラディアダイレクトのことに関してもう少し知りたいという方に、当院ではLINEによるグラディアダイレクトの無料相談を始めました。
当院で治療を行った方は、このLINE無料相談をきっかけに受診した方(特に20-40代の女性)が多いです。
みなさま、ぜひ気軽にご連絡ください。
■くさび状欠損とは
くさび状欠損とは、犬歯やその奥歯の歯茎付近に生じた歯のくぼみです。
単に窪んでいるだけではなく、多くの場合、茶色く変色していたり、黒い穴が空いていたりします。
くさび状欠損を生じると、象牙質が露出し、やがてさまざまな症状が現れるようになります。
くさび状欠損を放置すると
生じた当初のくさび状欠損は自覚症状に乏しい場合がほとんどです。
しかし、気がつかず放置していると、象牙質知覚過敏症の原因となり歯がしみてきたり、窪みに食べかすやプラークが付着して、虫歯を引き起こしたりします。
したがって、自覚症状がないからと言って放置するのはおすすめできません。
くさび状欠損の原因
くさび状欠損の原因はいろいろあると考えられています。
一つは、強すぎる歯みがきです。
硬い歯ブラシで研磨剤を配合した歯磨き剤を使って歯磨きすることで、歯がすり減るために生じます。
また、歯ぎしりや食いしばりなどの噛み合わせの力によってこの部分に物理的な力が集中して、歯が少しずつ欠けていくことも原因と考えられています。
くさび状欠損の治療法
くさび状欠損は、歯のごく一部に生じた窪みなので、被せ物で治療するのではなく、現状では保険診療ではコンポジットレジン充填処置という治療が行われています。
これは、専用の光照射機を使って特殊な光線を当てることで硬化するコンポジットレジンという歯科材料をくさび状欠損部分に詰める治療法です。
歯に似た白色なので目立ちにくい上に、1日で治療が完了する利点がありますが、年数が経つと黄色味がかってきたり、表面がザラザラとしてきたりする欠点もあります。
ザラザラしてくると、プラークが付着しやすくなりますので虫歯のリスクをかえって高めてしまいます。
■くさび状欠損にグラディアダイレクトを使うと
くさび状欠損の治療にグラディアダイレクトを使うとどのようなメリットがあるのでしょうか。
本物の歯のような仕上がりになる
グラディアダイレクトは、成分のフィラーが、セラミックの粉末を配合したハイブリッドタイプにしている上、特殊加工を施しているため、本物の歯のような仕上がりになります。
着色していてもきれいに治せる
くさび状欠損部分が着色していた場合、その色をカットしないと自然な色具合に治すことはできません。
保険診療のコンポジットレジンでは、残念ながらその色をきれいにカットすることは大変困難です。
しかし、オペーカーという濃い色が透けて見えないように色味をカットする特殊なレジンが用意されていますので、着色が濃くても自然の歯のような仕上がりに治せます。
すり減りにくい
グラディアダイレクトは、保険診療のコンポジットレジンより強度の点でも優れています。
歯磨きで擦られても、保険診療のコンポジットレジンよりすり減りにくいという利点もあります。
すり減ると形が変わるだけでなく、表面もザラザラとするようになります。
そのためプラークがつきやすくなりますので、耐久性が高いというグラディアダイレクトの利点は、虫歯予防の点からもとても優れた点と言っていいでしょう。
歯をほとんど削らない
グラディアダイレクトなら、くさび状欠損を起こしたところの形を最大限利用しながら治すことが可能です。
虫歯になっているところはもちろん削らなくてはなりませんが、健全な歯をほとんど削ることなく、きれいにできるというメリットもあります。
1日で治療が完了する
グラディアダイレクトは、形を整えた日のうちに、盛って治すことが可能です。
つまり、グラディアダイレクトを使った治療は1日で完了させられます。
仕上がりがきれいというだけでなく、通院回数も少なくすませられるという利点があるわけです。
お仕事などで忙しい方にも受けやすい治療といえます。
保険診療の適応外
グラディアダイレクトは、保険診療の適応を受けていません。
保険診療のコンポジットレジン充填によるくさび状欠損の治療と比べると、費用が高くなってしまうのがグラディアダイレクトのデメリットといえるでしょう。
■まとめ
今回は、くさび状欠損の治療にグラディアダイレクトを使うとどのような効果が期待できるのかについてお話ししました。
グラディアダイレクトを使うと、
①本物の歯のような仕上がりになる
②着色していてもきれいに治せる
③耐久性が高くすり減りにくい
④歯をほとんど削らない
⑤1日で治療が完了する
などの利点が得られます。
保険診療の適応外なので、治療費は保険診療のコンポジットレジン充填処置よりも高額ですが、このように利点も多く、おすすめの治療法です。
もし、ご興味がありましたら、治療経験も豊富な当院で一度ご相談ください。
大田区鵜の木にある野原歯科医院
野原歯科医院は東京にある、多摩川線鵜の木駅より徒歩6分のところにございます。
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