変色した歯を白くするグラディアダイレクト
こんにちは! 野原歯科医院院長の野原行雄です。
このブログでは、本日は、変色歯(茶色い歯)をきれいにするグラディアダイレクトをご紹介致します。
グラディアダイレクトを行える歯科医院は少ないため、ぜひこのブログの情報を参考にしてください。
このブログに知りたい情報がなかった、グラディアダイレクトのことに関してもう少し知りたいという方に、当院ではLINEによるグラディアダイレクトの無料相談を始めました。
当院で治療を行った方は、このLINE無料相談をきっかけに受診した方(特に20-50代の女性)が多いです。
みなさま、ぜひ気軽にご連絡ください。
テトラサイクリンという抗菌薬の副作用でグレー、もしくは茶褐色のラインが入るテトラサイクリン歯や、フッ素を過剰に摂取しすぎることで歯の表面に白いシミが生じるホワイトスポットなど、歯はいろいろな原因で変色します。
着色やステイン汚れと異なり、変色した歯は歯をクリーニングしてもきれいにはなりません。
ですが、グラディアダイレクトなら変色した歯でも確実にきれいにできます。
今回は、グラディアダイレクトによる変色歯の治療についてお話しします。
■変色歯もグラディアダイレクトならきれいになる
歯は、内側の象牙質を、エナメル質で覆う構造をしています。
変色歯は、表面のエナメル質だけでなく、歯の内側の象牙質部分から変色しています。
グラディアダイレクトで変色歯の治療をする場合、まず変色歯の表面のエナメル質を0.5mm強削ります。
そして接着剤を塗布して、グラディアダイレクト オペーカーを塗ります。変色部分の色味をオペーカーで遮るわけです。
この上から、グラディアダイレクトAなどを積層充填してきれいに整えます。
オペーカーを使うことで、グラディアダイレクトを厚く塗らなくても、変色部分の色味が表面に現れるのを防げます。
オペーカーの効果により、グラディアダイレクトは歯を削る量を極力減らしながら、変色歯の色味を自然で違和感のないものに整えます。
■変色歯をグラディアダイレクトで治すメリット
1日で治療が完了する
グラディアダイレクトは、歯型を取ってかぶせる治療ではありません。
削ったその日のうちに、削った部分をグラディアダイレクトで盛り上げて、治療を終えることができます。
通院の回数が少ない上、仮歯を使う必要がないのもグラディアダイレクトのメリットです。
歯をあまり削らない
変色部分が歯の一部だけというケースでは、グラディアダイレクトなら変色部分だけを削って治せます。
それ以外の変色していない健全な部分は、そのままの状態です。
しかも、変色部分を治すときもグラディアダイレクト オペーカーを使うことで、エナメル質の一層をわずかに削るだけで十分きれいにできます。
歯を削る量がとても少ないのも、グラディアダイレクトの利点です。
知覚過敏が生じにくい
グラディアダイレクトでは、変色歯のエナメル質の一部だけを削ります。
象牙質にまでは至りませんし、エナメル質ももちろん残っています。
そのため、治療後に歯がしみる、つまり知覚過敏を起こしにくいという利点もあります。
■グラディアダイレクト以外の変色歯をきれいにする方法
ポーセレンラミネートベニア
ポーセレンラミネートベニアは、前歯の表面の色具合や形を改善するために、薄いセラミック(ポーセレン)を貼り付ける治療法で、1980年代に開発されました。
ポーセレンラミネートベニアでは、前歯のエナメル質の部分を一層削った上で歯型をとって、セラミックのカバーを作り、歯の表面に接着します。
ポーセレンラミネートベニアは、変色歯の色味をきれいに治せますが、削った後に残される歯の部分が健全な状態の60%を下回るとできなくなります。
つまり、虫歯やケガで歯が欠けたような症例には使えない方法です。
しかも、削って露出した面がエナメル質でないと、接着力が低下してしまいます。
メタルボンド(陶材焼付鋳造冠)
メタルボンドは、内側を金属で補強したセラミック製の被せ物です。
金属で補強していますが、表面はほぼ全面がセラミックで覆われており、金属が出ているのは内側のごく一部だけですから、一見しただけでは被せ物が入っているとはわからないほど、違和感のない自然な仕上がりの被せ物です。
メタルボンドで変色歯を治す場合は、歯全体を削って歯型をとって、後日被せ物を装着するようになります。
オールセラミッククラウン
オールセラミッククラウンは、メタルボンドと違い、内面をジルコニアという特殊なセラミックで補強したセラミック製の被せ物です。
ジルコニアクラウンともよばれます。
金属を全く使わないので、金属アレルギーがある患者さんでも使えますし、メタルボンドよりも自然な透明感が得られるので、仕上がりが本物の歯のようになります。
■グラディアダイレクト以外の方法との比較
ポーセレンラミネートベニアとの比較
ポーセレンラミネートベニアは、歯の表側全体を削って変色歯をきれいに治します。
裏側は削りません。
一方、グラディアダイレクトは変色歯の表側の変色しているところだけを削ってきれいにできます。
つまり、グラディアダイレクトの方が、歯を削る量が少なくできるわけです。
また、歯の象牙質にまで及ぶような虫歯がある場合は、ポーセレンラミネートベニアは適していませんが、グラディアダイレクトであればきれいにできます。
治療期間を比べてみると、ポーセレンラミネートベニアは1日では終わりませんが、グラディアダイレクトなら、1日で治療が完了できます。
このように、グラディアダイレクトには、ポーセレンラミネートベニアにはないいろいろなメリットがあります。
メタルボンド(陶材焼付鋳造冠)との比較
メタルボンドを装着しようとするなら、歯全体を削らなくてはなりません。
グラディアダイレクトなら、歯全体を削る必要はないので、歯の裏側など見えない健全な部分を削る必要がありません。
歯を大きく削ると、歯がしみて痛くなったり、虫歯になったりするリスクがありますし、メタルボンドは歯型を取らなくてはならないので、通院回数も多くなります。
そして、完成するまでの間は、仮歯で過ごさなくてはなりません。
こうした点で、グラディアダイレクトには多くのメリットがあると言えます。
オールセラミッククラウンとの比較
オールセラミッククラウンもやはり歯全体を削らなくてはなりません。
しかも、メタルボンドより少し厚みが必要になるので、削る量も少し多くなります。
もし、気になる変色部分が歯のごく一部だけにとどまるのなら、全体を削らなくて済むグラディアダイレクトの方がおすすめです。
■まとめ
今回は、変色歯をグラディアダイレクトで治す利点についてお話ししました。
変色歯をグラディアダイレクトで治す利点は、
①1日で治療が終わる
②歯をほとんど削らない
③知覚過敏が生じにくい
という点です。
グラディアダイレクト以外にも、変色歯をきれいにする方法はいろいろありますが、歯を大きく削ったり、歯型をとったりしなければなりません。
歯はできるだけ削らない方が良いので、変色歯で悩んでおられる方は、グラディアダイレクトでの治療をご検討になってはいかがでしょうか。
大田区鵜の木にある野原歯科医院
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