こんにちは。野原歯科医院院長の野原行雄です。
本日は、グラディアダイレクトのカラーバリエーションについてお話しします。
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グラディアダイレクトで治した歯は、虫歯であっても外傷で欠けた歯であっても、1日でとても自然で違和感のない仕上がりになります。
同じように1日で治す保険診療のコンポジットレジンでは、グラディアダイレクトのように本物の歯のような仕上がりにはならず、人工物感が残ってしまいます。
グラディアダイレクトは、どうしてこれほどまでに自然な感じに治すことができるのでしょうか。
その理由の一つが、グラディアダイレクトがもっている豊富なカラーバリエーションにあります。
今回は、グラディアダイレクトのカラーバリエーションについてお話しします。
■グラディアダイレクトA
グラディアダイレクトAは、前歯部の治療に適したコンポジットレジンです。
グラディアダイレクトAのカラーバリエーション
グラディアダイレクトAの色の種類は、オペーカスデンチン(OPAQUS DENTIN)、デンチン(DENTIN)、エナメル(ENAMEL)、トランスルーセント(TRANSLUCENT)の4種類です。
それぞれ、オペーカスデンチン(OPAQUS DENTIN)が3カラー、デンチン(DENTIN)が12カラー、エナメル(ENAMEL)が2カラー、トランスルーセント(TRANSLUCENT)が4カラーありますので、グラディアダイレクトAのカラーバリエーションは21色になります。
グラディアダイレクトAの特徴
グラディアダイレクトAは、歯の色の再現性と、透明感に優れた特性を持っています。
しかも、治療が終わった後の色味の変化もほとんどありません。
そのため、グラディアダイレクトAで治療すると、本物の歯により近い仕上がりになりますので、違和感なく調和させることができます。
こうした特性により、グラディアダイレクトAは、より仕上がりに注意しなければならない前歯部の治療に適しています。
もちろん、グラディアダイレクトAを臼歯部に使ってはいけないと言うことはありません。
■グラディアダイレクトP
グラディアダイレクトPは、臼歯部の治療に適したコンポジットレジンです。
グラディアダイレクトPのカラーバリエーション
グラディアダイレクトPの色の種類は、デンチン(DENTIN)、エナメル(ENAMEL)、トランスルーセント(TRANSLUCENT)の3種類です。
臼歯部の治療では、お口の奥の陰を消す必要がないため、オペーカスデンチンが含まれていないのです。
それぞれ、デンチン(DENTIN)が4カラー、エナメル(ENAMEL)が1カラー、トランスルーセント(TRANSLUCENT)が1カラーありますので、グラディアダイレクトPのカラーバリエーションは6色になります。
グラディアダイレクトPの特徴
グラディアダイレクトPは、グラディアダイレクトAよりもコンポジットレジンとしての強度などの素材の物理的な性質に優れた特性を持っています。
噛み合わせたときには、奥歯に最大でご自身の体重分くらいの力がかかると言われていますので、噛み合わせの力に負けないようにグラディアダイレクトPは、強度を高めているのです。
そして、気になる色味は、奥歯の歯に合うように調整されています。
また、グラディアダイレクトPはレントゲン写真に写るように作られています。
前歯と異なり、奥歯は虫歯が再発しても発見しにくい傾向があります。
そこで、グラディアダイレクトPはレントゲン写真に写るようにすることで、虫歯がグラディアダイレクトで治した歯に再発したら、グラディアダイレクトと虫歯になった部分の違いをはっきりと写し出せるようにしているのです。
なお、グラディアダイレクトAはレントゲン写真に写ることはありません。
物理的性質とともに、色味も臼歯に合わせてあるので、奥歯の治療に適したコンポジットレジンとなっています。
もちろん、前歯であっても虫歯のリスクが高いと思われる場合には、レントゲン写真に写るグラディアダイレクトPで治療しても問題ありません。
■下地の色が強い場合にはグラディアダイレクト オペーカー
進行した虫歯は、色が黒くなってきます。
虫歯を削って健全な部分のみにしても、健全な部分に歯の変色部位が残ってしまうこともあります。
オペーカスデンチンは、奥歯の陰を遮断するためにある程度の色味のカット効果はありますが、透明感が備わっていますので、下地に強い変色したところがあれば、変色したところの色味が透けて見えてしまいます。
つまり、変色部位の色味が強いとき、変色部位の上からいくら歯の色に合わせたコンポジットレジンを積層充填したとしても、変色部位の色味のために歯の色を合わせることができなくなるわけです。
そのようなときに使うのがグラディアダイレクト オペーカーです。
グラディアダイレクト オペーカーを使えば、下地の色味をしっかりとカットできます。
従来型のコンポジットレジンでは、変色部位の色味が効果的に遮断できませんでした。
そこで変色部位がなくなるまで、たとえ健全な部分であっても変色部位を削って取り除くこともありましたが、グラディアダイレクトならその必要がないわけです。
グラディアダイレクト オペーカーは、ユニバーサルとサービカルの2カラーです。
グラディアダイレクト オペーカーは、たとえ薄く塗ってもしっかりと下地の色を遮断できますので、変色部位に対応するために必要以上に歯を削る必要がありません。
■歯に染み込んだステインにはグラディアダイレクト インテンシブカラー
歯の表面には、ヒビのような細かなラインや小窩裂溝という噛み合わせ表面の溝などがあり、それによって歯の色味はとても多岐に亘ります。
グラディアダイレクトは基本色だけでも27カラーありますが、これだけあっても対応しきれいない色味の歯もあります。
そんなときに活躍するのが、このグラディアダイレクト インテンシブカラーです。
グラディアダイレクト インテンシブカラーは、グラディアダイレクトパレットの上で混ぜ合わせて、色味の調節ができるように作られています。
このグラディアダイレクト インテンシブカラーは、クリアー、ホワイト、ライトグレー、ライトイエロー、ライトブルー、ラベンダー、ライトブラウン、ダークレッドブラウンの全部で8カラーあり、この組み合わせで本物の歯のもっている微妙な色合いを再現するようになっています。
■まとめ
今回は、グラディアダイレクトの豊富なカラーバリエーションについてお話ししました。
グラディアダイレクトは、
①前歯部に適したグラディアダイレクトA(21カラー)
②臼歯部に適したグラディアダイレクトP(6カラー)
③下地の変色を遮るグラディアダイレクト オペーカー(2カラー)
④本物の歯にある微妙な色合いを再現するグラディアダイレクト インテンシブカラー(8カラー)
の4種類を使って、本物の歯と同じような状態を再現して仕上げます。
保険診療のコンポジットレジン充填処置で使われるコンポジットレジンには、このような多様なカラーバリエーションはありません。
グラディアダイレクトの仕上がりがとても自然で違和感がないのには、この豊富なカラーバリエーションがあるからなのです。
大田区鵜の木にある野原歯科医院
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