こんにちは。野原歯科医院院長の野原行雄です。
今日はグラディアダイレクトのご紹介を致します。
※グラディアダイレクトの無料相談を始めました。お気軽にご相談ください。
初期段階の虫歯治療では、コンポジットレジンという歯の色に近い色をしたプラスチックを詰める治療で1日で完了させることができます。
しかし、コンポジットレジンを詰める治療は、小さな虫歯なら目立ちにくく治せるのですが、少し大きくなると詰めた部分の見た目が不自然な仕上がりになってしまいます。
そこで、1日で完了できるメリットを生かしつつ、大きめの虫歯でも自然な仕上がりにできるように開発されたのが、グラディアダイレクトです。
今回は、グラディアダイレクトの特徴についてメリットとデメリットという視点からお話しします。
グラディアダイレクトのメリット
まずは、グラディアダイレクトのメリットをお話しします。
自然な仕上がり
グラディアダイレクトは、虫歯の穴に詰める際に、いろいろな色を組み合わせて詰めることができるようになっています。
このため、従来から保険診療で行われているコンポジットレジンを詰める治療と比べると、治療後の仕上がりがとても自然で違和感のない感じになります。
カラーバリエーションが豊富
ヒトの歯の色イコール白色のイメージがありますが、皆同じ白さではありません。
人によって白さが異なるばかりか、同じ人の歯でも歯によっても違いがあります。
グラディアダイレクトのカラーバリエーションは、グラディアダイレクトAの21色、グラディアダイレクトPの6色と全部で27色あります。
豊富なカラーバリエーションによって、ほとんどの歯の色に合わせた自然な詰め物をすることができます。
歯を削る量が少ない
従来は、本物の歯のような自然な仕上がりにしようと思うと、セラミック製の被せ物にする必要がありました。
被せ物をつけるためには、歯全体を削る必要があります。
もちろん、虫歯で穴が開いたところは削って取り除かなくてはならないのですが、虫歯でない健康な部分は出来るだけ削らないほうが良いことは言うまでもありません。
しかし、グラディアダイレクトを使えば、虫歯のできたところだけを削り取ればいいので、歯を削る量を被せ物と比べて格段に減らすことができます。
その日のうちに治療が終わる
自然な仕上がりにしようと、セラミック製の被せ物で治療する場合は、歯を削って歯型を取り、被せ物を製作してから被せるというプロセスになります。
残念ながら、こうした治療では1日で治療が完了せず、何回か歯科医院に通院する必要があります。
しかし、グラディアダイレクトであれば、コンポジットレジンを詰める虫歯治療と同じように1日で治療を完了させることが可能です。
仕事や学業などで忙しく、何度も通院しにくいという方でも、1日で虫歯になった歯を自然な仕上がりで治せる利点があります。
金属アレルギーの心配がない
グラディアダイレクトは金属材料を全く使わない治療法です。
そのために歯科治療に用いられる金属材料に金属アレルギーがある方でも、安心して受けていただけます。
強度が高い
コンポジットレジンと比べると、グラディアダイレクトの強度はとても高いです。
コンポジットレジンで詰めた場合、強度が不足して欠けやすいようなところの治療であっても、グラディアダイレクトならしっかりと治すことが可能です。
■グラディアダイレクトのデメリット
メリットがあるものには、必ずデメリットもあります。
グラディアダイレクトも同じです。
いい話ばかりでなく、グラディアダイレクトのデメリットについてもきちんとご説明します。
治療の手技が複雑
保険診療で受けられるコンポジットレジンを詰める虫歯治療は、①虫歯を削る、②削った部分にボンドをつける、③コンボジットレジンを詰める、④きれいに磨く、以上の4段階で治療します。
手技的にシンプルで治しやすいという特徴があります。
一方、グラディアダイレクトは詰める際に、自然な仕上がりにするために、3段階に分けていろいろな色を組み合わせて詰めるようになっています。
そのため、どれだけ深い虫歯の穴であっても単純に1色だけを詰めるコンポジットレジンを詰める治療と比べて、仕上がりがきれいな反面、治療の難易度が高いというデメリットがあります。
保険診療の適応を受けていない
グラディアダイレクトは、一般的な虫歯治療で使われるコンポジットレジン充填と似ていますが、保険診療の適応を受けていません。
したがって、グラディアダイレクトを使った虫歯治療は、自費診療となります。
コンポジットレジンを詰めるむし歯治療なら、健康保険の自己負担割合が3割負担の人で一本の歯に対して1000円前後の自己負担で安く治せます。グラディアダイレクトではこれほどの低額で治療することはできません。
素材がよく、耐久性もあり、見た目にも良くても治療費が高くなるのは、グラディアダイレクトのデメリットの一つでしょうか。
大きな虫歯の治療には使えない
虫歯は、進行度合いによってC1〜C4の4段階(COを含めれば5段階)に分けられます。
このうちC3以上になると、歯の神経の治療をしなければならないほど大きな虫歯になっています。
これほどまでに虫歯が大きくなってしまった場合は、被せ物をつける治療をしなければならなくなるので、グラディアダイレクトでは治療できません。
■まとめ
今回は、自然な美しい仕上がりになる詰め物であるグラディアダイレクトについてお話ししました。
グラディアダイレクトのメリットは、
①自然な仕上がり
②カラーバリエーションが豊富
③歯を削る量が少ない
④その日のうちに治療が終わる
という点です。
一方、治療費が高価、手技が複雑などのデメリットもあります。
それでも、『自然な仕上がりが得られる』『治療が1日で完了する』というデメリットを上回るメリットがあるわけですから、審美的に違和感のない治療をお望みになる場合は、グラディアダイレクトをご相談ください。
大田区鵜の木にある野原歯科医院
野原歯科医院は東京にある、多摩川線鵜の木駅より徒歩6分のところにございます。
提携駐車場は12台ございます。
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