お口のバイキンをなくすために(プラークコントロールについて)

こんにちは。野原歯科医院院長の野原行雄です。

テレビの歯ブラシのCMなどでプラークコントロールという言葉を聞いたことがありませんか?

CMからの印象では、プラークコントロール=歯みがきのように思われてしまうかもしれませんが、プラークコントロールは単なる歯みがきではありません。

歯周病菌が潜むプラークを取り除くという意味で現在、プラークコントロールは歯周病治療において、最も基本的でかつ重要な処置と考えられています。

今回は、歯周病治療でとても重要なプラークコントロールについてお話しします。

■プラークコントロールの4本柱

プラークコントロールは、『セルフケア』と『プロフェッショナルケア』に大別されますが、それを成功させるためには、『モチベーション』『ブラッシング指導』も大切です。

これら4つは、プラークコントロールの根幹と言っても過言ではありません。

モチベーション

モチベーションとは、動機づけと訳されています。

患者さん自身にプラークコントロールをしっかりと行おうと意識してもらうための動機づけという意味です。

歯周病を治療してもらうために歯科医院を受診したら、歯周ポケットという歯と歯ぐきの隙間の深さを測る検査や歯周病菌の検査、歯を支えている歯槽骨という骨の状態を調べる検査などいろいろな検査を行います。

位相差顕微鏡という特殊な顕微鏡を使ってお口の中の細菌を検査することもあります。

歯科医師がこうした検査結果を説明し、それがどういう状態を引き起こしているのか理解してもらうようにしているのは、まさにプラークコントロールのモチベーションのためなのです。

セルフケア

セルフケアの対象となるのは、歯ぐきよりも上についてるプラークです。

この部分のプラークを取り除くための基本は、歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使った歯みがきです。

この時、歯周病ケアに効果のある歯磨き剤やデンタルリンスを併用することでセルフケアの効果は高まります。

また、プラークがつきやすくなる軟らかい食べ物を減らし、プラークをつきにくくさせる食物繊維の豊富な食べ物を増やすといった食習慣の改善も大切です。

セルフケアというと、歯みがきばかりに目が行きがちになりますが、実は食習慣も欠かせません。

患者さん自身が行うセルフケアは、歯周病治療の根幹部分ともいえ、治療が終わった後に歯周病を再発させないためにとても重要です。

ブラッシング指導

ブラッシング指導とは、歯みがきの方法を歯みがきの道具の選び方を含めて説明することです。

歯並びや歯ぐきの状態、被せ物や詰め物の有無とその状態など、お口の中の状態は、患者さん一人一人異なります。

そこで、歯科医師や歯科衛生士は、患者さんのお口の中の状態に最適の歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスを紹介し、効果的な歯みがき方法を説明します。

歯科医院でブラッシング指導を何度も繰り返して行うのはセルフケアを成功させるために、とても大切だからです。

プロフェッショナルケア

ここまで説明してきたプラークコントロールの最後のポイントが、歯科医師や歯科衛生士が行うプロフェッショナルケアです。

プラークコントロールで最も重要なのはセルフケアですが、上顎の奥歯や下顎の奥歯の間、歯ぐきの内側など、いくら頑張ってもなかなか磨けないところが生じるのは避けられません。

磨けないところをきれいにするところに、歯科医師や歯科衛生士が行うプロフェッショナルケアの意義が生まれます。

プロフェッショナルケアとして行われるのは、PMTCとよばれる処置です。

PMTCとは、Profeioal Mechaical Tooth Cleaigの頭文字を取った言葉で、日本語では専門的機械的歯面清掃と訳されていますが、歯科医師や歯科衛生士が専用の器械を使って行う歯のクリーニングという意味です。

Mechaicalの部分を略して、PTC(Profeioal Tooth Cleaig)と表現することもありますが、意味は同じです。

PMTCを行うと、歯の表面からプラークが一掃され、文字通り歯の表面がツルツルの状態になります。

ツルツルするまできれいにすると、プラークがつきにくくなりますので、セルフケアの効率が高まります。

プロフェッショナルケアは、セルフケアで磨けないところ、磨きにくいところをきれいにするだけでなく、セルフケアの効率を高める効果もあるのです。

■患者さんと歯科医院の協力が大切

プラークコントロールは、『セルフケア』だけではありません。

『モチベーション』『ブラッシング指導』『プロフェッショナルケア』も併せて大切であることがおわかりいただけたことでしょう。

どれか一つが欠けても、プラークコントロールは成功しえません。

プラークコントロールは、患者さんと歯科医院が協力して初めて成功する処置と言えます。

■まとめ

今回は、歯周病治療でとても重要なプラークコントロールについてお話ししました。

プラークコントロールは、『モチベーション』『セルフケア』『ブラッシング指導』『プロフェッショナルケア』から成り立っていますから、患者さんと歯科医院の二人三脚で当たらなければならないことがわかってもらえたことでしょう。

セルフケアでご自身で歯みがきをするだけでなく、定期的に歯科医院で歯をきれいにしてもらい、一緒に歯周病を予防していきましょう。

大田区鵜の木にある野原歯科医院

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